富山大学の立地する富山市は,コンパクトシティーへの取組等が評価され,環境未来都市に選出されるなど,環境都市として国内でも最も有名な都市の一つであるが,必ずしもその本来の姿が認識されていない現状がある。環境都市・とやまの現状やその将来を支える県内初の先進技術をわかりやすく紹介し,この地域が持つ環境都市としてのポテンシャルの理解を深め,「住みたい街とやま」として現状と課題を整理し,将来の富山について一緒に考えることを目的に,ALL富山COC+事業の一環として本シンポジウムを開催した。本シンポジウムには,学生,大学・行政・企業等の関係者など約220名が参加し,活発な意見交換を通して,環境都市とやまについての理解を深めた。